
交通事故防止情報第115号 鉄道車両との衝突事故防止の徹底について
2025/10/07 16:00
このたび、国土交通省から、「鉄道車両との衝突事故防止の徹底について」の通達が発出されました。
(※通達文書等については全日本トラック協会HPよりご覧ください。)
10月1日、岐阜県において大型トラックが踏切内で立ち往生したことにより、列車が当該トラックと衝突し、割れたガラス片により列車の乗客が多数負傷する事故が発生しました。 さらに、9月には、乗合バス及び法人タクシーと路面電車の衝突事故が立て続けに発生しています。
会員事業所の皆様には、日頃より各種事故防止活動にご尽力いただいておりますが、今一度、鉄道車両との衝突事故防止について徹底を図るため、以下の事項について取り組まれますようお願いいたします。
鉄道車両との衝突事故防止に向けた取組み
- 事業者は、運行する経路の道路及び交通の状況について把握し、これらの状況を踏まえ、安全な経路を設定するともとに、運転者に対し、安全運行のために留意すべき事項を指導すること。
- 運転者に対し、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前で停止し安全を確認することなど、道路交通法の規定を遵守するよう指導すること。
- 運転者に対し、踏切内で運行不能となった場合は、非常ボタンを押して速やかに列車に対し適切な防護措置を取ることや、車を前進させて遮断棒を押し上げて脱出することなど、安全確保のために必要な行動を取ることについて指導すること。
- 運転者に対し、右左折時には、軌道敷内の安全を十分に確認するよう指導すること。
- 運転者に対し、車両は、左折し、右折し、横断し、若しくは転回するために軌道敷を横切る場合又は危険防止のためやむを得ない場合を除き、軌道敷内を通行してはならないこと、軌道敷内を通行する車両は、後方から路面電車が接近してきたときは、路面電車の正常な運行に支障を及ぼさないようにすみやかに軌道敷外へ出ることなど、道路交通法の規定を遵守するよう指導すること。
