一般社団法人石川県トラック協会一般社団法人石川県トラック協会

これは、トラックがまだ無かった時代の話。

加賀の飛脚達が年に一度、
命がけで江戸に届けなければいけないものがあった。
それが「お氷さま」。

「六つの花 五つの花の御献上」
「六つの花」は氷、
「五つの花」は加賀藩主前田家の家紋である。

加賀藩は、冬の間、
氷室に蓄えていた氷を
夏のはじめに江戸に向けて早飛躍を飛ばして
将軍家に献上していたのだ。

彼らの仕事は、氷を切り出すところから始まる。
切り出した氷をすぐにむしろで覆い、
さらに白い布で包む。
それを板を二重にした特性の長持ちに納め、
板の隙間には熊笹を詰める。
これがクーラーボックスの役割を果たすのだ。

総重量は100㎏にもおよぶ。

金沢から江戸まで通常の旅なら
10日はかかる道のり。
しかし飛脚たちは4日で運んだという。
そのルートは、北陸新幹線とほぼ同じである。
時には、前田家のみが知る隠し道を使ったという。

当時の飛脚は、1日100㎞以上の距離を
時速10㎞前後で駆け抜けたと言われている。

険しい山道。
落石。
山賊の襲撃。
命の危険もあっただろう。

常人には到底なし得ない偉業。
それを可能にしたのは、加賀飛脚たちの誇り高き想い。
この加賀藩の献上氷は、
寛永年間から幕末まで
200年もの間、続けられたという。

もちろん今では、
氷は江戸時代ほど貴重なものではなくなったが、
運ぶ者たちの「運ぶ」ことへの責任と誇りは、
今でも変わることはない。

大切な想いを運ぶ
一般社団法人石川県トラック協会

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