小さなファン
38歳 女性 (東京都三鷹市)

もうすぐ2歳になる娘。女の子らしく育ってほしいという親の願いを他所に、今はなぜか男の子のように乗り物が大好きだ。中でもトラックがいちばんのお気に入りで、街でトラックを見かけると、「今の大きいね〜」などと言いながら手を振って喜ぶ。一体誰に似たのかしら、と思いつつも、親としては子供が元気に育ってくれさえすれば、それでいい。

ある日、家族でドライブをしていたときのこと。信号が青に切り替わるのを待っていると、隣に一台のトラックが停車した。間近に見えるトラックの姿に、娘は興奮。するとトラックの運転手さんはそんな娘の存在に気づき、笑顔で手を振ってくれたのだ。娘は自分に手を振ってくれていることがわかると、もう大はしゃぎ。青信号で走り出したトラックが遠く見えなくなるまで、ずっと手を振り続けていた。

その日の出来事がよっぽどうれしかったのか、娘は一日中、手を振ってはひとりでニコニコと笑っていた。そして、「ぎゅーってするの」と言いながら、大好きなトラックのおもちゃを抱きしめてチューをする娘。そんな姿がなんとも愛おしい。娘がトラックに夢中なら、私もまた娘に夢中なのである。

※本作品は「トラックにまつわるあなたの心温まるエピソード募集」企画において、投稿されたエピソードを元に作成しています。

トラックにまつわるあなたの心温まるエピソード
トップページに戻る
小さなファン
38歳 女性 (東京都三鷹市)

もうすぐ2歳になる娘。女の子らしく育ってほしいという親の願いを他所に、今はなぜか男の子のように乗り物が大好きだ。中でもトラックがいちばんのお気に入りで、街でトラックを見かけると、「今の大きいね〜」などと言いながら手を振って喜ぶ。一体誰に似たのかしら、と思いつつも、親としては子供が元気に育ってくれさえすれば、それでいい。

ある日、家族でドライブをしていたときのこと。信号が青に切り替わるのを待っていると、隣に一台のトラックが停車した。間近に見えるトラックの姿に、娘は興奮。するとトラックの運転手さんはそんな娘の存在に気づき、笑顔で手を振ってくれたのだ。娘は自分に手を振ってくれていることがわかると、もう大はしゃぎ。青信号で走り出したトラックが遠く見えなくなるまで、ずっと手を振り続けていた。

次のページへ
前のページへ

その日の出来事がよっぽどうれしかったのか、娘は一日中、手を振ってはひとりでニコニコと笑っていた。そして、「ぎゅーってするの」と言いながら、大好きなトラックのおもちゃを抱きしめてチューをする娘。そんな姿がなんとも愛おしい。娘がトラックに夢中なら、私もまた娘に夢中なのである。

※本作品は「トラックにまつわるあなたの心温まるエピソード募集」企画において、投稿されたエピソードを元に作成しています。

トラックにまつわるあなたの心温まるエピソード
トップページに戻る